本日ベトナムの国民はみんな海外に逃げたがっているという記事を読みました。
自国の将来が不安なため海外に移住したいと考える人が非常に多いという。彼らはベトナムが崩壊すると本気で心配している。
アジアの新たな工場として、日本企業が進出するベトナム。経済成長をけん引するベトナムが崩壊する理由とはなんなのだろうか。
一つの理由として上記記事の中で語られていたのは政治の中枢部の人間が自国を見限り、立場を利用し稼いだ金で外貨預金をしているということらいしい。そんなことをしている中枢部を信用できない。というのがあるらしい。
国外に出たいと考える多くの人の行き先は英語圏、特にアメリカなのだそうだ。大統領選の結果を受け移民に対してこれまで優しかったアメリカが厳しくなるのではとう懸念も広まっているそうだ。
うさぎはこの記事を読んで世界の大きな皮肉のようなものを感じた。
アメリカ大統領選でドナルド・トランプ氏は人々の不安を煽り、社会への閉塞感を助長し、ポピュリズム(大衆迎合主義)を使い勝利した。しかし今まさにベトナムの人たちはこう言ったポピュリズムによる政治的変革を求めているのではないか。しかしそんな憧れの変革を作った張本人は移民に対して難色を示す。
友人のベトナム人留学生に話を聞くとやはり将来性の無さを感じている人は多いそうだ。オーストラリアに来るベトナム人の多くは英語圏で安定した暮らしができると考えている人も多いと。
しかし彼女はベトナムで経験してきたことに誇りを持っているし、祖国に対する愛国心のようなものは捨ててはいない。
上記の記事は締め括りとしてベトナムのために頑張りたいという若い世代の声が綴られていた。
つまり留学後帰国し祖国をよくしていこうという目的意識を持っているのだ。(オーストラリアは学生ビザの趣旨上そうでないとビザが下りないが。。。)
はっきり言って国外に出ることも、国内にとどまることもどちらも人生の選択の一つに過ぎない。しかし楽そうだからという理由では最終的に踏ん張りが利かずどっちつかずになるのではと思う。
価値があると思った方に進める選択の自由と行動の自由は私たちをより慎重にさせている。
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